わが家の息子2人、けいとジェイは、同じ日に睡眠外来を受診しました。
今回は、実際に体験した簡易検査から本検査までの流れを、わかりやすくご紹介します。
初診・簡易検査(パルスオキシメーター貸出)
📅 2025年4月30日
初診の日、病院からパルスオキシメーターという機械を2台貸していただきました。

これは自宅で寝ている間に使う検査機器で、
手首に本体を巻き、そこから伸びたコードの先についた洗濯バサミのようなパーツを指に挟んで測定します。
この状態で、自宅で3日間の睡眠を計測しました。
寝ている間にすぐ外れてしまいましたが、気づいたときにまた装着し、何とか計測できたようです。
検査機器の返却と診察
📅 2025年5月8日
パルスオキシメーターを病院の受付に返却したあと、診察へ。
すでに結果の資料が用意されていて、先生がそれを見ながら丁寧に説明してくれました。
- けい:すぐに終夜睡眠ポリグラフ検査(本検査)の予約をすすめられました
- ジェイ:そこまで急ぎではないけれど、夏休みごろに本検査をしましょうという流れに
本検査(終夜睡眠ポリグラフ検査)一泊入院
📅 2025年6月20日夜〜21日早朝
けいは、1泊入院で本検査を受けました。
▼ 終夜睡眠ポリグラフ検査ってなに?
この検査は、眠っている間の体の状態を細かく調べる検査です。
脳波・眼球の動き・心電図・筋電図・呼吸の様子・いびき・血中の酸素濃度など、
さまざまなデータを一晩かけてモニタリングします。
この検査でわかること:
- 睡眠の深さや、レム睡眠・ノンレム睡眠のバランス
- 途中で目が覚めている回数(覚醒回数)
- 無呼吸・低呼吸の回数、下肢の動き、低酸素状態の程度 など
つまり、眠っている間の“見えない問題”を見つけるための大切な検査です。
▼ 入院当日の流れ
夕食とお風呂をすませて、19時半ごろ病院に到着。
けいはパジャマ姿、私も一緒に一晩付き添い入院です。
病室には優しい臨床検査技師さんが来てくれて、検査の準備がスタート。
頭・おでこ・鼻の下・耳のうしろ・あご・胸・おなか・足……
体のいろんな場所に、バンドや電極がペタペタと貼られていきます。
頭には粘土のような素材を使って、髪をかき分けながらセンサーを固定。
さらに、それらがずれないようにネットをかぶせて準備完了。
その姿はまるで…高級メロン。(笑)

20時ごろにはすべてのセンサーが装着され、いよいよ就寝。
けいは寝つきがよく、検査技師さんが部屋を出た直後、
「おやすみ〜」の一言から3秒で寝ました。(3秒後にはいびき…)
▼ 夜中のようす〜朝の検査終了
眠っている間にセンサーがずれたり外れたりすると、正しいデータが取れません。
そのため、夜中に4〜5回ほど検査技師さんが部屋に入ってきて、調整してくれていました。
そして朝4時ごろ。
けいが「トイレ行きたい…」と目を覚ましたタイミングで、検査は終了!
「いつでも帰ってOKですよ」と言われ、朝から元気に帰宅しました。
検査結果は1週間後に
終夜睡眠ポリグラフ検査の結果は、約1週間後に出ました。
(その内容は、また別の記事でご紹介する予定です)
🌙 おわりに
子どもの睡眠検査って、聞きなれないし、不安もたくさんありますよね。
私も「どんな検査?」「こわくないの?」とドキドキしていました。
でも、実際に体験してみると、思ったよりスムーズで安心感のある検査でした。
けいの様にすぐ寝付ける子は珍しい様です。事前に寝つきが悪いことや心配事があれば相談してくださいねと言われました。ジェイはなかなか眠りにつけない子…。事前に相談が必要そうです。
この記事が、これから睡眠外来を受けるお子さんやご家族の参考になれば嬉しいです☺️
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